「地盤の話」
昨日、ある会合でこんな話が出たんですよ。
「家の作業場の南側の家が傾いじゃってさあ!分譲住宅で○○ホームがやったんだけどね。
だから今直してるさ。それが凄いんだわ。1m四方の幅で基礎よりも深い穴を掘ってるさ。そこから横に穴を掘ってまるで「大脱走」みたいな事をやってるんだよ。それで基礎の下にパイルを打つらしいんだけど、あんな狭い所でパイルなんかうまく打てないよ。どうやるのかなあ?」なんて話になりました。
このような話は実は人事ではありません。どんなに、地盤が悪くても整地してしまうと分かりません。整地してしまうと素晴らしい土地になってしまいます。
この話は元々地盤の悪い所にパイルを打つなり、地盤改良をしていれば防げた事例です。この物件はおそらく今のように建築基準法の規制が厳しくなる前に行われたものと思われます。
今現在は地盤調査をして地盤が悪ければ補強しないと家は建てられません。
やはり、家を建つ時は地盤の良い土地に建つのが懸命でしょう。地盤の悪い場所は避けるべきでしょう。いくら安い土地でも地盤が悪かったら余分なお金も掛かりますからね。
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