「ウッドデッキ」
ウッドデッキが完成しました。今回は、本格的なウッドデッキとなりました。
お施主様の要望は、ペットの犬を自由に遊ばせてあげられるスペースが欲しいとの事でした。
その為、広めのウッドデッキとなり犬にストレスがかからない広さになりました。
材料はブラジル産の「イペ」と言う材料です。「イペ」はハードウッドデッキ材の王様と言われていてウッドデッキ材としては優れた性能を持っています。耐久性、安定性、木目の美しさを持っています。この為、他材料よりは価格は高めです。
長所は、腐りにくいと言う事です。50年は腐らないとも言われています。話半分でも25年ですから、何もしなくても(塗装)これだけ持つ材料は国産にはありませんね。ですから基本的にはこの材料は塗装はしません。
短所は硬い!何しろ硬いの一言です。大工泣かせの材料です。材料はビスで固定していくのですが全てキリモミをしなくてはなりません。つまり、下穴を開けないとビスが入らないのです。もし、開けないでやろうとするとビスの頭が飛んでしまいます。
下穴を開ける時も、煙が出ますからね。
こんな硬さですから腐らないと言うのも納得出来ます。
「イペ」を使った公共物では下記のものがあります。
・東京アクアラインの海ほたるのウッドデッキ
・横浜大桟橋
・東京外語大府中キャンパスプロムナード
・上野不忍池
・県立座間谷戸山公園
・山口空堀川側遊歩道橋
・茨城つくば大子広域公園遊歩道
内山建築ブログ一覧のページへ