「自然素材の話2」

内山建築ブログ

「自然素材の話2」

「珪藻土」って言葉には皆さん一度は聞いたことがあるでしょう。
「珪藻土」は塗り壁材です。この塗り壁材も自然素材なんですよ。

珪藻土が使われ始めたのはまだ最近ですよ。珪藻土は他の塗り壁に比べて調湿性がある為にクローズアップされて来ました。

何故、調湿性(空気中の湿度を調整してくれる事)があるかわかりますか?

珪藻土は目に見えない穴が沢山空いているからなんですよ。

その穴に水蒸気が出たり入ったりするため、部屋の湿度が高い時には「吸湿」し、乾燥している時には「放湿」し、部屋の湿度を一定に保つ働きをしてくれます。

珪藻土は単体では固まりません。つなぎが必要です。(そばと似ていますね。)その為に自然素材のつなぎを使用するんですよ。

樹脂や接着剤をつなぎに使ったら先程紹介した穴がふさがれてしまい、調湿が出来なくなります。珪藻土はここが命です。穴をふさがない事です。やはり、自然素材のつなぎが必要ですね。

最近「珪藻土風」と言った材料も多く出回っています。自然素材の塗り壁を考えているのでしたら材料をしっかりと吟味する必要がありますね。

「自然素材の話2」

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